
今回はこれからプログラミングを始めていきたい方向けにPC選びのポイントをお伝えしたいと思います。
最初に簡単に自己紹介します。
僕はもともとトラックドライバーからエンジニアに転向し、東京でフリーランスも経て現在は地元の東北に戻ってエンジニアを続けています。
注※あくまでこれはプログラマ、エンジニア、Webデザイナーなどコーディング作業をする人向けです。
ブロガーやWebマーケを学んでいきたいという人はWindowsPCで十分ですし、広告運用を行うのであればむしろWindowsの方が向いていたりします。
この記事の目次
基本はMacがおすすめ
結論から言うと初心者は「Windowsアプリケーションを作りたい!Visual Basic言語や.NETフレームワークを使用した開発を学びたい!」という人を除くと、基本的にはMac端末の購入で間違いないです。
初心者は、と書きましたがある程度経験を積んで開発に詳しくなればどっちでも大丈夫という感じです。
その理由について以降で解説していきます。
※Visual BasicはWindowsアプリを作成するための言語で、当然Windows端末で使用するシステムを開発するための言語です。
Web系言語を使用する開発現場ではMacを使用することが多い
今人気のRuby、PHP、PythonといったWeb系言語での開発を学ぶためには現時点ではMacの方が向いていると言えます。
Web系プログラミングがなんのことかよく分からない人向けに解説すると、いわゆるGoogleChromeやSafariのようなWebブラウザを介してユーザーが使用するサービスやアプリを開発することです。
Web系以外にはどんなものがあるのかと言うと、会社の業務で使用する業務系システムや、自分のスマホの中で使用するネイティブアプリ等のジャンルもあります。
厳密にはWeb系に分類されない言語やシステムでもWebの技術が使用されているものはありますが、それに関する詳しい説明は割愛します。
ここでは上記に記載したようにWebブラウザを使用したサービス開発に向いているRuby、PHP等のような言語を「Web系言語」と認識してもらえれば良いです。
このWeb系の開発現場で使用される端末は圧倒的にMacが多いので、単純に初心者のうちから同じ端末を使用しておけば実務でもスムーズということです。
検索したときに同じ環境の情報が見つかりやすい
プログラミングや開発で詰まったとき、作りたい機能を実現するためのプログラムの書き方や画面に出てきたエラーメッセージで検索すれば大抵の情報は見つかります。
しかし、その情報が古すぎたり、使っているバージョンが違ったりなど、今の自分の環境と状況が異なると見つけた情報の通りに動かしても上手くいかないことがあります。
こういうのを「環境差異」なんて呼んだりするのですが、WindowsとMacというOSの違いも環境差異の要因のひとつになることがあります。
同じようなシステムを作りたくてもWindowsとMacでは微妙に操作方法が異なるので、初心者のうちはそういったPC端末や環境の違いを考慮しながら情報を選んで行くのは難しいかもしれません。
※この辺のMacとWindowsの差異については後ほどまた触れます。
前述のようにWeb系のプログラミング言語で開発をする会社はMac端末を使用することが多く、Java、C、VB.NET、のような業務系システム開発だとWindows端末がメインで使用されることが多いです。
ネットで検索するときも当然それぞれの端末を使用した情報が多くなりますので、初心者でも環境の違いをあまり考慮しなくても情報収集が容易になります。
【おすすめはMac Book Pro】初期費用が気になるなら利息なしの分割払いをしよう
ここまでの内容で、なんとなく「Web系言語を学びたい初心者はMac買っておけばいいんだな。」ということは理解して頂けたんじゃないかと思います。
ただ、同じスペックであればどうしてもMacはWindowsよりも数段高くついてしまいます。
個人的にはそれを考慮してもMacを買うメリットのほうが大きいと思うのですが、僕のおすすめするMacBook Proだと安いものでも10万円以上しますし、そこそこストレージやメモリの良いものを購入しようとすると15万円は超えてきます。
初期費用でそれくらいの金額をポンと出せない人もいるかも知れません。
かといってお金が貯まるまでプログラミング学習の開始を我慢するのも時間がもったいないです。
どうしても初期費用が厳しい場合は24回分割まで金利ゼロのAppleのショッピングローンを使用しましょう。
Appleのショッピングローンとはクレジットカード会社の株式会社オリエントコーポレーションの分割支払いのサービスで、通称オリコローンと呼ばれています。
(Apple公式ストアより)
税込み3万円以上の購入で、最大24か月金利0%で分割払いができます。
クレジットカード、ローンの申し込みを行うため当然審査に通らなければいけない手間は発生するのですが、仮に20万円の端末を購入したとしても月々の支払いは1万円未満なので家計は圧迫しないと思います。
この記事を書いている2020年11月現在では「2020年12月31日まで」とありますが、いつでもやっている印象です。
少なくとも、僕が初めてMacBookProを購入した2017年から同じような24回分割金利無料のサービスはありました。
利用するにはAppleの公式ストアからの購入の際に申し込むか、ヤマダ電機のような家電量販店で購入する場合も購入時に申し込めるので店舗の場合は店員さんに確認してみましょう。
Apple公式ストア
Windowsでも問題ない理由
ここまでWeb系言語を学ぶのであればMacがおすすめです。と説明しました。
しかし、少しでも安くPCを用意したい、元々WindowsのヘビーユーザーでWindowsのアプリを使えないとちょっと困る。という事情がある方もいるかもしれません。
結論から言うと、そういう方はWindowsでも問題ありません。
その理由について説明していきます。
端末のOSによって開発環境が左右されることは少なくなっている
まず、プログラミングにおいて、「MacにはできてWindowsではできない(著しく向いていない)」というものはほとんどないからですね。
「ほとんど」と書いたのは、Iphoneアプリ開発を行うための「Swift」という言語を扱うのであればやっぱりWindowsだと厳しいと思います。
しかし、それ以外であればRubyでもPHPでもWindowsで十分開発できます。
Web系プログラミングにおいてWindowsがネックとされていたのは主に開発環境の構築の点でした。
開発環境とは文字通りプログラミングをして、動作を確認するための環境を作るためのPCの環境のことです。
確かにWindowsOSの上にRuby等の環境を用意するのと、MacOSの上に用意するのとではMacの方が簡単でWindowsは初心者にはちょっと難しいというのは事実です。
しかし、現在のトレンドではWindows、MacそれぞれのOSの中に直接環境を作るのではなく。
VirtualBoxやDockerというツールを使用してPCの中にもう一つ仮想のPCを用意して、そこにWindowsでもないMacでもない「Linux」というOSを入れてそこにプログラムの開発環境を作成するのが主流になっています。
話が難しくなったかもしれませんが、要はMacでもWindowsでもPCの中に同じ仮想のPCを一台作るので、同じように操作できるということです。
そうすることでMac、WindowsそれぞれのOSの違いを意識せずに開発が進められるようになるので、その点はWindowsでも全く心配はいりません。
ただ検索したときにWindowsでRuby等を開発している情報は少なくなるかもしれないので、少なくとも環境構築を行う段階では「これはWindowsの情報なのか、Macなのか?」と注意する必要があると思います。
【おすすめはLenovo idea pad】安いぶん、スペックにお金をかけるのはアリ
Windows端末では同じスペックならMacに比べるとかなり安価に端末が購入できます。
どれを購入するか迷うのであれば「IdeaPad S340」をおすすめします。
最安値なら3万円台で購入できますが、プログラミングをするなら多少価格はあがっても下記のスペックはあると良いと思います。
- メモリ:8GB、
- プロセッサ:Core i5 、もしくはAMD Ryzen 5
- ストレージ:256GB
僕はサブ機として使用していますが、サクサク動いて何も不満はないです。
どちらを使用するにせよ、PC操作をマスターしよう
ここまでで、PC選びについての疑問が解消されていれば幸いです。
最後ですが、一番大事なのは購入する端末がMacかWindowsかということよりも、本人がちゃんとPCを使いこなせるかどうかです。
エンジニアでもデザイナでもホームページ制作でも、PCは商売道具。
料理人で言う包丁などと一緒です。
プログラミング言語の書き方は分かるけど、タイピングは遅いし、Excelやスプレッドシートなどで資料を作るのは苦手。というようだとちょっともったいないです。
PC操作を理解することはプログラミングにも必ず活きますし、エンジニアとしてだけでなくビジネスマンとして本当に有用です。
PCを買ったらぜひ使い倒してITの専門家に近づきましょう。