いとうです。今回は地方でエンジニアとして独立したい人向けのお話をしていこうと思います。
首都圏と地方のエンジニア格差
エンジニア、プログラマーは東京に来るといくらでも条件の良い仕事があり。就職希望者にはITに特化した転職エージェント、フリーランス志望者には自分に変わって営業をしてくれるフリーランスエージェントがいっぱいあります。
正直至れり尽くせりの環境が揃っているのですが、これが東京を離れ地方に行くとガクンと待遇が落ちてしまいます。
一般社団法人日本ニアショア開発推進機構の資料によるとシステム開発エンジニア・プログラマの都道府県別報酬単価は東京を100%とすると、大都市の大阪が88%,愛知が94%。最下位の青森、山形は65%となっています。
https://www.nearshore.or.jp/engineer-charge/engineer-charge2/
一般社団法人日本ニアショア開発推進機構
単純計算で東京で80万円/月貰えるエンジニアが青森、山形に行くと52万円/月になってしまうんですね。東北の出身としてはちょっと心が痛いです。。。
それでも他職種に比べれば高水準と言ってしまえばそうかもしれませんが、
正社員就職先なら地方でも探せるが、フリーランス案件は厳しい
それでも正社員エンジニアとして就業するならエンジニアとしての実務経験があれば地方でも難しくないでしょう。
ただ、どうしても社員としてのしがらみが嫌でフットワーク軽く生きたいからフリーランスが良いという人もいると思います。
そういう人にとっては地方でフリーランスエンジニアの案件を探して行くことは少々骨が折れることになると思います。
東京と比べるとはるかに案件数が少なくなりますし、エンジニアとしての仕事はあるもののハードな案件が多くなることが予想できます。
なぜなら割と働き方の融通が効きやすいWEB系の開発案件が少ないため、Ruby,PHP,Pythonのような東京で人気の言語での仕事ではなくJava,C++,VB.net等を使用したお堅い官公庁からの仕事や大規模な業務系システム開発案件が中心になります。
スーツ着用必須でリモート、在宅ワークなんかは当然無理。
そうなると仕事自体がハードなものになる上、そもそも参画するハードルも信用のないフリーランスでは受注するのが難しくなります。
そうすると代わりに案件を探してくれるエージェントの存在が不可欠なのですが、地方にはそもそも大手エージェントが進出していなかったりします。
有名どころのレバテック 、ギークス、Midworks等も基本的には首都圏に展開していて、大阪、福岡、名古屋あたりに進出してるところもあるかなというくらい。
地方も網羅しているPE-BANK
まあエージェントもわざわざ地方に進出するよりも案件とエンジニア志望者に溢れている首都圏にリソースをつぎ込んだ方が利益も大きいのが当然なので文句をいうわけにも行きません。
ただ、そんな中広く日本の地方にも展開しているエージェントにPE-BANKがあります。
こちらは全国9箇所に拠点を持っていて。
北海道、仙台、東京、愛知、大阪、岡山、広島、九州に支店があります。
流石に都道府県に一つ、というほどとは行きませんが。
ここまで広く地方に進出しているエージェントを他には知らないですね。
PE-BANKはもともとはエンジニアのための協同組合から発祥したものです。
また気になる総単価額から引かれるマージン率は下記のようになります
報酬受取回数 | エンジニアの取り分 | マージン率 |
1~12回 | 88% | 12% |
13~24回 | 90% | 10% |
25回以上 | 92% | 8% |
単価自体は上記で示した通り地域によって異なりますが、マージンについては同条件になります。
個人的には上京してエンジニアとして実力をつけてから在宅で持ち帰っても良い仕事を請けられるようになってからUターンして地元に帰るのが最善だとは思いますが、PE-BANKさんを利用すれば地元(もしくは地元の近隣)に住みながらエンジニアとして独立するハードルを下げることは可能ですね。
僕が一度お話を聞きに言ったところではどのエージェント中でも契約周りの確認事項や書類周りについては一番しっかりされている印象です。
東京では歴の浅いエージェントを使用すると担当者のミスによるトラブルが多かったですがその心配はなさそうです。さすが老舗。
一つ注意事項をあげるとすれば当然エンジニアとしての実務経験がなければPE-BANKさんのサービスを利用することはできません。
これはプログラミングスクールを出たとか、独学していたというレベルでは無理ということですね。
数年JavaやC++、VB.net等で実務経験を積まれた方であれば問題ないのでぜひ登録することをお勧めします。